表8. DSCとARCの発熱開始温度
図-2 DSCとARCの発熱開始温度相関図
4.2 熱慣性補正について 今回の測定では、ARC測定時の発生エネルギー量が減少するにつれて、試料の発熱開始温度が数度高温側に移動することは認められたが、熱慣性補正(φ)後のTMRプロット図より求めたTNR 及びSADTに差は認められなかった。これは、熱慣性補正の必要性を示していると考えている。ただ、いたずらに試料量を増加すると分解時の圧力上昇によって、試料容器の破裂等が考えられ、発熱量として観た場合には、1000J〜1500J程度の値を示す薬量が適当と考える。
4.2 熱慣性補正について
今回の測定では、ARC測定時の発生エネルギー量が減少するにつれて、試料の発熱開始温度が数度高温側に移動することは認められたが、熱慣性補正(φ)後のTMRプロット図より求めたTNR 及びSADTに差は認められなかった。これは、熱慣性補正の必要性を示していると考えている。ただ、いたずらに試料量を増加すると分解時の圧力上昇によって、試料容器の破裂等が考えられ、発熱量として観た場合には、1000J〜1500J程度の値を示す薬量が適当と考える。
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