日本財団 図書館


3. 環境の復元と創造

 

(1)港湾・海岸

港湾や海岸においては、自然環境を保全し、さらに積極的に自然環境の復元・創造を進めていく必要があります。豊かなウォーターフロントや防災拠点を形成するための緑地整備事業、都市圏で発生した廃棄物を受け入れるための廃棄物埋立護岸整備事業、汚染された海域の水・底質の改善を図る海域環境創造事業、砂浜や海岸域の緑の復元・創出を図る海岸環境整備事業などがあります。

例えば、港湾や埋立について環境への影響評価が実施されているほか、環境と共生する港湾(エコポート)、自然と共生する海岸(エココースト)の形成が進められています。

 

●エココースト

037-1.gif

 

●エコポート

037-2.gif

 

(2)空港

空港においては、緑と水の潤いを通じて空港に親しむ空間(エア・フロント・オアシス)が整備されています。

これは、散在する移転補償跡地を有効活用すること等により音の緩衝を図るとともに防災機能を充実させ、良好な生活環境を実現し、空港と周辺地域との調和のとれた街づくりを目的として整備されるものです。

また、成田空港においては、新東京国際空港公団が独自の環境への取り組みとして作成した「エコ・エアポート基本構想」にしたがい、太陽光パネルの設置を行うなど環境への負荷やエネルギー消費をできる限り小さくした空港の建設・運用を行っています。

 

●エア・フロント・オアシス

037-3.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION