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自動車関係諸税のグリーン化

 

燃費のより良い車に代替を!

自動車の走行に際しては燃料を消費しますが、これに伴いCO2が排出されます。自動車からのCO2排出を抑制するには、燃料消費の少ない燃費の良い自動車(低燃費車)の普及が有効です。

 

低燃費車が普及するには、メーカー側の技術開発努力によって低燃費車が提供されることとともに、自動車ユーザーに対して燃費のより良い車の購入を誘発することが必要であり、自動車関係諸税のグリーン化が必要です。

 

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自動車関係諸税のグリーン化とは

自動車ユーザーが燃費のより良い自動車を選択するインセンティブを与えるために、自動車関係諸税について、燃費の良い自動車(低燃費車)の税額を安く、燃費の悪い自動車の税額を高くすることを自動車関係諸税のグリーン化といいます。

 

本年8月に、運輸省と環境庁は共同して、自動車関係諸税のグリーン化に係る税制改正要望を行っています。

 

税制改正要望の内容(注: 以下は要望内容であり、決定されたものではありません。)

 

2000年4月以降に購入される新車から

1]実施時期

2000年4月以降に購入される新車から対象となります。このため、現在所有されている車は対象となりません。

2]対象車種

省エネ法(エネルギーの使用の合理化に関する法律)に基づき燃費が測定されているガソリン・軽油を燃料とする自動車のうち、主に次の車種が対象となります。

・乗用自動車(乗車定員が10人以下のもの)

・貨物自動車(車両総重量が2.5トン以下のもの)

・軽自動車 など

3]対象税目

自動車税、軽自動車税及び自動車重量税

 

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