出典:IPCC第2次評価報告書
そういう、もともとのエネルギーはどういうことになっているかということでございますけれども、1800年代に産業革命が起こりました。これ以来、人類は大変なエネルギーを消費する、そういう状況に至っております。まだまだこの状況がどうなるか、正確にはわかりませんが、将来間違いなく化石エネルギーは漸減の方向だろうし、エネルギーはやはり使っていく、というようなことが予想されておりますが、大変な急カーブで上昇していくというこの実態が重要なファクターだと考えます。
では、それが炭酸ガスに置きかえてどれぐらい排出されているか。これは本日配られたパンフレットにも出ておりますけれども、全体で62億トン、その中で日本は4.9%、その日本をひもときますと、運輸部門が20%を占めるというような、あるいは産業部門もこうですけれども、20%を占める運輸部門がかなりクローズアップされているということでございます。