はじめに
本報告書は、平成11年度事業「地球環境対策推進大会」として平成11年11月26日に実施した「地球温暖化防止シンポジウム」についての成果を取りまとめたものであります。
平成9年12月の気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP 3)において採択された、京都議定書の温室効果ガス削減目標を達成するためには、運輸部門、特に運輸部門全体の9割近くを占めている、自動車からの二酸化炭素の排出量抑制が喫緊の課題となっています。
こうした状況を踏まえ、有識者の議論を交え、今後の自動車をはじめとする運輸部門における地球温暖化対策の方向性について考える場として開催したものであります。
実施にあたっては、学識経験者、業界団体、関係行政機関ほか多くの方々のご協力をいただきました。改めて深甚なる感謝を申し上げる次第でございます。
本報告書が、地球温暖化対策に関心をお持ちの皆様方の考慮の一助となれば幸いです。
平成12年3月
交通エコロジー・モビリティ財団
会長 大庭浩