2) バンキングソフト
【概要】
メールソフトからe請求書を開く作業(ダブルクリックやバンキングソフトのアイコンにドラッグ・アンド・ドロップ)により、バンキングソフトが自動的に立ち上がり、請求された運賃を振り込むシステムである。
発注企業は、受注企業から請求された情報(取引内容、請求金額、振込先口座、等)がバンキングソフトの振込画面に表示されるので、内容を確認した上で、「振込」ボタンを押すことで、ANSER-SPC経由して振込が完了する。
【使用アプリケーション】
(株)テクニカルソフトが制作・販売しているバンキングマムの新バージョンの導入を想定。
バンキングマムの新バージョンには、XMLファイルを取り込む機能が実現されている。バンキングマムに取り込めるXML仕様でe請求書を構築することで、クライアント側では、e請求書を取り込むための特別なシステム構築やカスタマイズは発生しない。
4. 開発コスト・運用コスト
フラミンゴの決済システムの構築にかかる開発コストと運用コストについて提示する。
(1) サーバ側
サーバ側システムとしての開発コストは、プログラミング言語を用いてシステムを構築する、「1)e請求書作成フォーム」と「2)XML変換システム」の構築には、それぞれ1人月の費用が発生する。また、「3)メール送信システム」と「4)認証システム」は基本的にサーバ機能・提供サービスを利用するためソフトウエア費は0円だが、サーバ側システムの一連の構築にあたり、それぞれ10人日の費用が発生する。また、サーバによっては、機能・サービスの設定費用がかかることもある。
運用コストは、「1)e請求書作成フォーム」ではセキュリティ対策のための事務局側での作業、「4)認証システム」でも会員増減対応による事務局側での作業が発生する。また、「3)メール送信システム」や「4)認証システム」において、サーバの機能・サービス等を利用する場合は、その月額使用料が発生する。