日本財団 図書館


1. 設計の方向性

 

これまでに検討したように、センターレスを前提とするフラミンゴでは、「電子請求書の送付」と「ANSERシステムによる資金移動(以下、バンキング)」の連動の仕組み(決済連動)を導入することが、現段階での決済システム構築にあたり、最も実現性の高い選択肢である。

決済システムを構築するにあたり、その概要と、それぞれの設計の基本方針を示す。

(1) 決済システムの概要

「電子請求書の送付」と「バンキング」の連動の仕組み(決済連動)について、その概要を簡単に示す。

フラミンゴで成約した物件の業務完了後の運賃収受の方法は、受注側会員が請求書を送付し、発注側会員が運賃を支払う方法が一般的である。

決済連動とは、受注側会員が請求書を送付する部分を、ネットワーク上で「電子請求書」を作成・送付することで対応し、発注側会員が運賃を支払う部分を、ネットワーク上で「バンキング」(振込)を行うことで対応する。発注側会員で「電子請求書」を受け取ると、自動的に「バンキング」が行えるようなることで、決済連動が実現する。

図4-1-1 決済連動の概念図

040-1.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION