■対象
・インターネットで事業を展開する法人・個人。
■利用代金の引落と支払い
・引き落としは、毎月10日・20日・末日の3回(土日祭日の場合は翌営業日)。
・販売店には引落後、10日後の毎月10日・20日・末日に入金。
■システム利用にかかる費用
・導入費用30,000円
・運用費用郵貯引落手数料1決済/130円
・利用代金合計の送金手数料(販売店からきゃぴてるが回収)1回/130円
■利用限度額
・基本的に上限はなし。
・ただし債権は販売店が持つ。
■実績
・1999年9月にサービス開始。2000年3月現在、利用企業(モール)は約200。
■フラミンゴにおける導入条件
フラミンゴの決済システムとして採用するうえでは、郵便貯金口座を企業の取引口座とする点が最大のネックとなる。また、導入費用3万円という費用も会員企業にとってかなりの負担と考えられる。同システムを導入するにあたっては、こうした前提条件が会員企業に受け入れられるかどうかを判断する必要がある。
■導入に向けての課題
以上の検討から、キャピオンの仕組みは、法人口座も対象としたインターネット活用型の決済システムである点、自動振替を簡便な手続で実現している点が高く評価できる。しかし、郵便貯金口座を企業決済口座とする点、導入費用がやや高額である点がフラミンゴ会員の実態やニーズに合致しないと想定されることや、なりすまし、データ改ざんなどに対するセキュリティに課題がある点など、フラミンゴの決済システムとして採用するにあたっては、検討課題が多い。
【参考:オンラインモール出店の条件】
・2000年3月現在では、オンラインモールで提供される決済手段のうち企業間決済に活用できるのは、キャピオン以外には「銀行振込」となる。
・したがって、まずは企業間の資金移動サービスが確立することがモールの決済機能を活用する前提となるが、こうした条件がクリアされた場合も、フラミンゴは通常のオンラインショップとは異なるいくつかの条件について、店舗側と交渉することが必要となる。
1) モールの形態の決定(フラミンゴが出店するのか個店が出店するのか)