一方スイス・バーゼル市電では、市電11路線のうち2路線の車両を低床式とし、自転車持ち込み用のコンパートメントを設置。コンパートメントはふだん長椅子になっているが、椅子を上げると裏側に自転車の後輪を固定する金具が8個ついており、最高8台まで収容できる。自転車の上げ降ろしは、低床式のため女性でも容易。
さらにスイスのバス路線では、バーゼル中央駅と空港を結ぶ定期バスに貨物車を連結し、この貨物車の中に自転車吊り下げ用のフックが5個設置されている。このほか、バーゼルの南のラウヘン駅を発着する郵便バスは、自転車積み込み専用のキャリアを牽引する(積載台数10台)。