10) アンケート項目のクロス集計
全回答数1018名分を対象に、ふだん利用する目的別交通手段の回答率が10%(回答数100名)を超えた項目について、性別、地域、年代という属性別にクロス集計を行った。それぞれ属性間に有意な差があった項目のみグラフ化した。併せて、自転車持ち込みの認知度と期待度(一般乗客、沿線住民)、鉄道の利用目的と自転車持ち込みに対する期待度(一般乗客)とのクロス集計も実施している。
性別と交通手段のクロス集計では、通勤・通学、打ち合わせ、買い物で自家用車を使う比率は男性の方が高く、買い物の時に鉄道を使う比率は女性の方が高かった。
地域と交通手段の場合は、買い物で自家用車を使う比率とレジャーで鉄道を使う比率で有意な差が認められ、いずれも大都市よりも中都市の方が比率が高かった。
年代と交通手段の関係では、通勤・通学、打ち合わせ、買い物、レジャーで自家用車を使う比率が10代と60代で低くなっているほか、通勤・通学や買い物の時に鉄道や自転車を使う比率が10代で高くなっている。
認知度と期待度の集計では、認知度の有無に関わらず、自転車持ち込みを希望する人の比率が高かった。
利用目的と期待度では、通勤・通学、買い物、友達の家に行く、打ち合わせなどで利用を希望する人が多かった。