IV 公共交通ターミナルのやさしさ評価手法
1 ルートと箇所の設定
1]駅の規模に応じた評価箇所の設定
評価にあたっては、3つの評価指標に基づいて基準と照らし併せてチェックを行っていくが、駅の特性に応じて評価すべき箇所は大きくことなる。チェック項目を設定するにあたって最も異なる要素は駅の規模に応じた経路の数と種類である。このため以下の分類に応じて評価すべき箇所を設定し、チェック項目も駅の規模に応じた構成とする。
分類1: 大都市大規模ターミナル駅: 乗降客数100万人/日以上
分類2: 大都市乗り継ぎ駅: 乗降客数30〜100万人/日以上
分類3: 中核都市主要駅: 乗降客数10〜30万人/日以上
・複数の事業者が結節する駅では、原則としてすべての事業者の駅をチェックする。
・アプローチが駅前広場、公共通路、商業施設など多様なものが想定されるが、原則的にはすべてのアプローチとそれに近い出入口、その出入口に近い通路をチェックする。
・ホームは長距離列車(特急、新幹線等)や近距離列車など複数のホームが想定されるが、原則的には各通路からそれぞれのホームをチェックする。
■分類1の場合