b. 運行開始の経緯
金沢市は古くからの街並が続き細街路が多く残されている。自家用車の利用の普及や道路特性からバスが通行できない公共交通の不便な地域が存在している。こうした地域ではかねてから新たな移動手段の導入が求められていた。
高齢社会への対応として高齢者の外出の支援、および市内中心部から放射状に広がるバス路線が多い中、環状のバスルートの必要性などが指摘されてきた。
こうした中、金沢市では「金沢市におけるコミュニティバス導入検討委員会」を設置(平成9年〜)し、検討を重ねた結果ふらっとバスの開業に至っている。表2に運行の目的を示した。