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3.3 ホームドアの構造・仕様について

アンケート「2.ホームドアの構造・仕様について」では、今回の試作品のままで良いという「ア、現行方式で適当」は、8人(=1/3)であり、簡易化その他何らかの改良等がさらに望まれるとの感想が多くあった。

上記3.2項の結果のとおり、980N/m(100kgf/m)強度対応でまず問題無いとの意見が大半であるが、さらに、繰り返し使用に耐えられることの検証が必要という意見である。

また、軽量化ホームドアの他に薄板でより軽量な薄板形ホームドアを試作したが、これについてはドア上部に乗ってみるなどいろいろ強さを試しているうちにドア取付け部が壊れてしまったことに対する改良の指摘、およびドア下部のぶれが大きすぎることに対する改善の指摘があった。この薄板形ホームドアは、ドア表面の板厚を0.5mmとした為、ドア表面が傘などでつついたらへこむので改善を要す、という意見もあるが、美観だけの問題なら普及版としては、それでも良いのではないか、との意見もある。

 

以上をまとめると、軽量化ホームドアは基本的な強度は問題無いが、耐久性等の実用化対応の確認が必要、というのが大半の意見であった。

また、今回の試作品は一つの例として、今後とも多様なものが開発されていくべきであるという意見や、例えば乗降客の少ない路線用に今回の軽量化ホームドア試作機が使えるが、混雑度が高い路線用としてはより強いものにするなど、使い分けした適用をしていくようにするべきだとの意見も複数あり、これは今後の方向性に関する参考とするべき意見ではないかと考える。

 

以上

 

 

 

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