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3.2 異種車両対応ホームドア方式の検討

(1) ホームドア方式

異種車両に対応するホームドア方式として、戸袋部(または固定部)の寸法が原理的にできるだけ小さくできる、または無い方式を検討した。

提案方式として、腰丈タイプで7通り、スクリーンタイプで4通りの計11通り、派生して出てくる各案を合わせて21通りをまとめた。

提案方式は巻末の参考資料(3)示す。提案方式の代表例を図3.2-1に示す。

 

D: 昇降式、E: 腕木式は、開口下部を全面的に遮断できないが、「しきり」を設けることでホームの安全防護性は格段に上がるので、良いのではないかという提案方式である。

但し、「しきり」として下から上にあがるものは通常無いこともあり、その社会的了解は検討すべき点として残される。

 

D-3: タケノコ式 または GおよびK: 自走バー式、J: 可動ドア式(スクリーンタイプ)は、基本的に戸袋部(固定式)が全く無いものとしての提案方式である。

 

これら各方式をまとめて比較、評価した結果を表3.2-1に示す。総合評価の○印の方式が有望な候補として考えられる。各路線それぞれの特殊性を考慮して、最適な方式を選択し、具体的に開発していくべきと考える。

 

 

 

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