あとがき
「地域ボランティアコーディネーターの育成」事業は3年目になりました。平成11年度でこの事業はひとまず終了です。各児童館には諸手続きなどでご不自由な思いをさせたり、至らない点もずいぶんあったのではないかと思います。
実施児童館では毎年度地域の様子を考慮したたくさんの事業が展開され、報告書を読むとあらためて、ボランティアの方々、地域の方々の関わりは児童館にとって大きな力であり、財産であることを痛感します。
児童館一館、一館ができることは小さいことかもしれませんが、全国4,323館の児童館がこの冊子にあるような活動に福祉的意義を見つけ出し、地道に実施していくことが、世論に児童健全育成活動の必要性や重要性を訴えていくことに繋がると思います。
何か事業を一つ起こすのには相当の時間と忍耐力、そして労力を必要とすることでしょうが、その分、児童館には新たな人との出会いや、発見、感動が財産として残ることでしょう。
これからも各地で、児童館をコアとした素敵な出会いがあることを願ってやみません。
最後に、3年間にわたって本事業に多大なご支援・ご指導をくださいました日本財団の皆様、本会企画調査委員会の皆様、そして主役となられた児童館とその地域の子どもたちと皆様に御礼を申し上げます。「ありがとうございました。」