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1998年10月に細島港で船卸された輸入コンテナ貨物の品目をみると、「織物用繊維及びくず」が34.3%を占めて最も多い。次いで、「パルプ及び古紙」(19.7%)、「元素及び化合物」(16.8%)となっている。

志布志港では、最大の輸入品目が「元素及び化合物」(26.0%)、次いで「穀物及び同調整品」(19.3%)が続いており、大分港では最大の輸入品目が「プラスチック」(24.2%)、次いで「金属製品」(17.9%)が続いている。

 

細島港の輸入品目を、宮崎県で消費される輸入品目と比較すると、宮崎県で消費される最大の輸入品目である「飼料」が、細島港ではあまり船卸されていない。(細島港で船卸される「飼料」の構成比は11.2%、宮崎県で消費される輸入品目全体における「飼料」の構成比は24.7%)。貨物量では、細島港における輸入量が466トン/月であるのに対し、宮崎県での消費量は4,419トン/月である。

また、宮崎県での消費量が2番目に多い輸入品目である「生ゴム」については、細島港ではまったく船卸されていない。「パルプ及び古紙」についても、細島港で船卸される貨物量は、宮崎県での消費量の半量程度となっている。

一方、「繊維用糸及び繊維製品」や「元素及び化合物」については細島港の利用率が比較的高い。

 

 

 

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