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(4)代表輸送機関別の流動状況

1]純流動総量における代表輸送機関割合

1)代表輸送機関割合

宮崎県及び対象4県(合計)の発着貨物について、代表輸送機関の構成を示したのが図3-1-11である。これによると、宮崎県、対象4県のいずれにおいても、トラックが約8割前後と高い割合を占めているが、宮崎県の着貨物、対象4県の発貨物において海運の割合が相対的に高くなっている。

 

図3-1-11 宮崎県及び対象4県(合計)の貨物流動における代表輸送機関の割合

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資料)運輸省運輸政策局「全国貨物純流動調査(平成7年度)」より(株)三和総合研究所作成

 

2]宮崎県・対象4県(合計)発着貨物の相手先別代表輸送機関割合

宮崎県及び対象4県(合計)発着貨物の代表輸送機関別割合を相手先地域別(発着総量が多かった関東・甲信越、中部、近畿、中国を対象)に示したのが図3-1-12、図3-1-13である。

宮崎県では、中国地方からの海運による輸送量が圧倒的に多くなっており、同地方への発貨物においても海運の利用が最も多くなっている。一方、中国地方以外との流動においては、トラックが海運とほぼ同じか、もしくは海運を上回っている。トラックの発貨物・着貨物の流動量バランスをみると、中部を除いていずれも発貨物がやや上回っている。また、海運の発着バランスは関東、中部では出超、近畿、中国では入超となっている。

対象4県(合計)についても宮崎県と類似した傾向となっているが、トラックの流動バランスについては関東・甲信越を除き、いずれの地方とも着貨物における流動量が多くなっている点で宮崎県の傾向と異なる。

 

 

 

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