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第2章 宮崎県下の物流を取り巻く環境

 

1. 宮崎県およびその周辺における地域特性

物流の発生・集中の要因となる人口、産業等社会経済状況について、宮崎県を中心とした南九州の特性を把握する。

なお、本調査においては、宮崎港、細島港および油津港の現在および将来における背後圏の広がりを考慮し、宮崎県、鹿児島県、熊本県の南九州3県に大分県を加えた4県を検討対象とする。

 

(1)人口動向

本調査の対象地域である宮崎県、鹿児島県、熊本県、大分県の4県の人口は1998年時点で約609万人で、九州全体の45%を占めている。各県の人口は、熊本県、鹿児島県、大分県、宮崎県の順に大きく、このうち、宮崎県は約120万人である。

調査対象4県における最大の都市は熊本市で約64万人、次いで鹿児島市(約54万人)、大分市(約43万人)、宮崎市(約30万人)と続いている。いずれの県も県庁所在地に人口の3割前後が集中し、県内第2都市との人口規模の格差が大きいが、宮崎県は他県と比較してこうした傾向がやや弱い。

 

表2-1-1 調査対象4県および人口10万人以上の市の人口(1998年)

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資料)住民基本台帳人口要覧(自治省)より(株)三和総合研究所作成

 

 

 

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