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3. 調査内容と方法

 

(平成11年度)

(1)宮崎県を中心とした南九州の地域特性

物流の発生・集中の要因となる人口、産業等社会経済状況について、宮崎県を中心とした南九州の特性を把握する。

なお、本調査においては、宮崎港、細島港および油津港の現在および将来における背後圏の広がりを考慮し、宮崎県、鹿児島県、熊本県の南九州3県に大分県を加えた4県を検討対象とする。

1]人口動向

各県および主要都市における人口分布とその推移について把握する。

2]産業構造・就業構造

産業別県内総生産や産業別就業者数に基づき、各県の産業構造・就業構造を概観する。

3]主要産業の動向

物流に関連の強い農水産業、製造業、卸売・小売業等について、各県および主要都市の動向を把握するとともに、物流の主要な発生・集中源となる主要工場の立地状況を把握する。

 

(2)宮崎県を中心とした南九州の交通体系

宮崎港、細島港および油津港を中心とした海上輸送網、その背後の陸上交通網に着目し、宮崎県を中心とした南九州の交通体系の現状を把握する。

1]港湾整備状況

内貿ユニットロード輸送および外貿コンテナ輸送に対応した機能・施設を中心として、宮崎港、細島港、油津港および南九州の主要港湾の港湾整備状況を把握する。

2]国内・国際航路網

宮崎港、細島港、油津港および南九州の主要港湾における国内・国際航路網の状況を把握する。国内航路については、フェリー航路に加え、RORO船・コンテナ船航路を中心とする内航海運も対象とする。

3]陸上交通網

関東、関西方面と結ぶ幹線交通網、港湾のアクセス道路の両面から、高規格幹線道路網を中心とした南九州の道路網の整備状況を把握する。また、幹線交通網として貨物鉄道網の状況も把握する。

(3)宮崎県を中心とした南九州における地域開発計画

1]交通基盤の整備計画

宮崎港、細島港および油津港を中心とした港湾計画、高規格幹線道路網の整備計画など、今後の交通基盤の整備計画について把握する。

また、道路網の整備に伴う現在および将来の宮崎港、細島港および油津港への各地からの所要時間の変化について把握し、今後の両港の背後圏拡大の可能性を検討する。

 

 

 

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