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■事業の内容

「海の旬間」運動に協賛して、毎年7月最終週の7日間をマリーンウィークとして設定し、この期間を中心に、協会参加のマリーナを地域住民をはじめ広く一般に開放し、海に親しむ機会を提供することにより、マリーナに対する理解を深めると共に、小型舟艇による健全な海洋性レクリエーションの普及および利用振興が図られ、もって、造船関連事業の振興に大きく寄与することを目的とし実施した。
 また、この期間に“海をきれいにする運動”を実施することにより、海をきれいに、大切にする意義の高揚を図り、もって健全な海事思想の普及に寄与することができた。
(1) モーターボート又はセールボートへの乗船及び説明会
 [1] テーマ   海は友だち・海をきれいに
 [2] 開催場所  協会傘下の86マリーナで開催
 [3] 開催回数及び日数  期間中1マリーナ2回以上開催
 [4] 内  容
  a.説明会  期間中1マリーナ1回開催につき1時間の説明会を実施した。
  b.乗船時間割
   (a) モーターボート乗船
     期間中1マリーナ1回開催につき最低50分単位で3稼動以上実施した。
   (b) セールボート乗船
     期間中1マリーナ1回開催につき最低50分単位で3稼動以上実施した。
  c.参加者記念品の作成、配布
    参加者記念品としてTシャツ6,600着(1マリーナ平均75着)を作成し、マリーンウィークに参加した小・中学生を主体に配布した。
  d.ポスターの作製、配布
    マリーンウィークの周知ポスター1,500枚を作製し、開催マリーナ1,232枚(1マリーナ14枚)及び非開催マリーナ、関連団体等214枚(平均各1枚)を配布し、適宜掲示した。
  e.指導、啓蒙用パンフレットの作製・配布
    指導、啓蒙用パンフレット8,000部を作製し、マリーンウィーク参加者への説明会テキスト用6,340部及び一般利用者の指導、啓蒙用として1,429部を会員マリーナ等に配布した。
 [5] 講師人員  1マリーナにつき 説明会講義講師1人、乗船指導員2人
 [6] 参加人員  1マリーナ48名の計画に対し、相当上回る平均67名が参加された。また、延べ参加者は5,773名であった。
■事業の成果

マリーンウィークの期間(10年7月25日〜7月31日)を中心に協会傘下の86マリーナを地域住民をはじめ、一般に広く開放して延べ5,773名の参加者を得て、マリーナに対する理解を深めると共に、海に親しみを持たせ、海洋性レクリエーションの底辺拡大と健全な海事啓蒙普及に寄与することを目的としたモーターボート又はセールボートへの乗船及び説明会を開催したことは、当初の目的に沿った大なる成果を得られたものと思われる。

 なお、モーターボート又はセールボートへの乗船及び説明会を開催しなかった79の会員マリーナにおいても、作製配布した指導啓蒙用パンフレットを有効に活用して十分な成果を納めることができた。

 また、当事業は国民の祝日「海の日」を祝う実行委員会が主催して行った「海の日」記念行事の一環としても相応の成果を収めたものと思われる。





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