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■事業の内容

(1) 青少年の体力向上に関する調査研究
青少年の体力低下の実態に対応する体力づくりの実践に関する方策について調査研究を行った。
 [1] 調査項目
   青少年の体力向上対策に関する調査研究を行った。
 [2] 調査方法
  アンケート、文献検索、機器を用いた測定等を行った。
 [3] 調査対象
   中学生を主たる対象とした。
 [4] 調査場所と研究班構成
  関東・中京地区で5班を構成。
 [5] 報告書の作成
   各班の報告書およびそのまとめを編集委員会で取りまとめて研究紀要「体育科学」として刊行した。
(2) 高齢者の体力向上に関する調査研究
 高齢者の体力減退のプロセスとその防止に関する方策について調査研究を行った。
 [1] 調査項目
   高齢者に適した、体力向上対策に関する調査研究を行った。
 [2] 調査方法
  アンケート、文献検索、機器を用いた測定等を行い、高齢者の体力の若返りを図ることとした。
 [3] 調査対象
  スポーツ教室参加の高齢者、在宅高齢者、施設に収容された高齢者等を対象とした。
 [4] 調査場所と研究班構成
  関東・中京、関西地区で8班を構成。
 [5] 報告書の作成
   各班の報告書およびそのまとめを編集委員会で取りまとめて研究紀要「体育科学」として刊行した。
(3) 研究紀要の刊行配付
 [1] 資料名 体育科学第28巻
 [2] 規 格  B5判 約200ページ 和英文・図表等
 [3] 部 数  1,000部
 [4] 内 容  研究成果の報告
 [5] 配布先体育・スポーツの学術団体・実施団体   350部
        大学・研究機関等の体育指導者・研究者 650部

■事業の成果

(1) 青少年体力向上対策専門委員会
調査研究3ヵ年計画(生きる力の基礎としての体力の充実について発育期青少年の体力の現状を体力科学的、栄養学的および心理学的側面から明らかにすることを目的とする。)の第2年度として、前年度の調査研究を続行するとともに、以下の項目について調査研究を加えて行い、貴重なデータを得ることができた。
 [1] 名古屋グランパスエイトジュニアユース部に所属する中学生選手につき、その形態、持久力、短距離走、筋力、脚パワー、栄養、生活時間、心理的競技能力等につき測定を行い、青少年の体力特性について基本動作の遂行能力と身体資源について解明を行った。
 [2] 中学生女子バレーボール部員について、その形態、体力、心拍数、最大酸素摂取量、部活動中の運動強度の測定と食生活、スタイル、食環境、食物の摂取頻度、間食、食意識、嗜好、体型意識等について実態調査を行い、体力水準に及ぼす影響等について解明を行った。
(2) 高齢者体力向上対策専門委員会
調査研究3ヵ年計画(高齢者の体力の減退の現状を明らかにするとともに、その減退を防止する具体的方策を探りQOLの向上に寄与することを目的とする。)の第2年度として、前年度の調査研究を続行するとともに、以下の項目についても調査研究を加えて行い貴重なデータを得ることができた。
 [1] 高齢者の転倒は、姿勢保持能力の低下に起因し、転倒防止を高齢者の調整能との関連についてアプローチすることとし、下肢筋力の指標としての起立時間、歩行速度、歩幅歩調との関係、キック面における関節角度との関係等について測定を行い転倒の原因をさぐることができた。





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