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■事業の内容

海難救助等の人命救助をはじめとする運輸交通関係、さらには社会福祉への貢献、青少年の指導育成、スポーツ・文化の振興、国際社会への貢献、地域社会への貢献などの分野において、多年にわたり積極的にボランティア活動等に携わり、広く社会に顕著な貢献をされた方々を表彰し、その功労に報いることにより、これからの社会貢献活動が、明日の社会を担う若い方々によって継続され、さらにより活力のある、明るく住み良い社会の実現を願うとともに、わが国の公益の振興と社会の進展に資するため、本事業を実施した。
(1) 海難救助等社会貢献者の表彰
 [1] 表彰候補者の推薦依頼
   都道府県知事47、都道府県教育委員会教育長47、政令指定都市12、中央公益法人代表者81、計187団体に平成10年度社会貢献者表彰候補者の推薦依頼をした。
 [2] 表彰候補者の推薦書の取りまとめ
   21都道府県知事より47名、17都道府県教育委員会教育長より31名、3政令指定都市市長より7名、56中央公益法人代表者より70名、計97推薦団体より表彰候補者155名の推薦があった。
 [3] 表彰候補者の審議・選考
  a.第1回表彰選考委員会
    委員に表彰候補者155名の功績内容の調査・審議が要請された。
  b.第2回表彰選考委員会
    155名の功績内容を調査・審議した結果、147名を表彰候補者として選考した。
 [4] 表彰受賞者の決定
   第82回理事会において平成10年度社会貢献者表彰受賞者として147名を表彰することを決定した。
 [5] 受賞者への通知
   受賞者147名に対して、97推薦団体を経由し受賞決定を通知した。
 [6] 式典の開催
   平成10年11月9日、常陸宮殿下、常陸宮妃殿下両殿下ご臨席のもと、東京全日空ホテルにおいて表彰式典を開催した。
   出席者 478名(受賞者147名、同伴等99名、来賓219名、役員13名)
 [7] 「社会貢献者の事績」の刊行等
   功績内容及び表彰式典の概要をとりまとめた事績集を刊行し、受賞者等関係先に配付した。
  (作成部数800部)
(2) 国等から表彰を受けた方に対する副賞の贈呈
 [1] 金杯  (金杯 8個)
  a.平成10年12月15日 交通文化賞表彰
     日本海運倶楽部    金杯 8個
 [2] 銀杯および花瓶 (銀杯701個、花瓶41個)
  a.平成10年 4月17日 観光関係功労者表彰
     パレスホテル     銀杯 35個
  b.平成10年 7月21日 海事関係功労者表彰
     日本海運倶楽部    銀杯233個、花瓶36個
  c.平成10年 9月21日 航空関係功労者表彰
     赤坂プリンス     銀杯 35個
  d.平成10年10月14日 鉄道関係功労者表彰
     京王プラザホテル   銀杯102個、花瓶2個
  e.平成10年10月27日 自動車関係功労者表彰
     運輸省10階     銀杯296個
  f.平成10年11月12日 港湾統計調査関係者表彰
     ビーコンプラザ    花瓶3個
■事業の成果

(1) 海難救助等社会貢献者の表彰
 147名を表彰させていただいたが、国の内外において不断の努力を重ねられ、世のため人のために多年尽くされた方々である。これらの方々に感謝の意を表しその功労に報いることは、われわれの生活が、住み良い社会の実現を願う数多くの方々の無償の行為によって支えられていることを、広く一般社会に周知・啓蒙する役割を果たすとともに、明日の社会を担う若い世代に対しても、草の根の活動といえるボランティア活動の重要性を認識し継承されて、「社会貢献活動」をより活性化させる大きな契機になると確信するものである。
 この事業は、報道機関を通じて一般に公表し、機会あるごとに周知徹底した結果、中央紙(地方版)2紙3件、地方紙41紙56件により表彰式典並びに受賞者が紹介された。
(2) 国等から表彰を受けた方に対する副賞の贈呈
 当会寄附行為第4条第2号に基づき、運輸大臣表彰を受けられた方に対する副賞として、金杯8個、銀杯701個、花瓶41個を贈呈させていただいた。副賞の贈呈の対象者は、運輸交通関係事業に多年精励し顕著な功績を挙げられた民間の功労者であり、当会が一括して、交通文化賞受賞者に対する金杯をはじめ、観光・海事・航空・鉄道・自動車の各関係功労者及び港湾統計調査関係者に対する銀杯及び花瓶の贈呈を実施したことは、これら運輸大臣表彰を受けられた方々の今後一層の活躍及び運輸交通関係事業の発展並びに円滑なる推進に大きな役割を果たしている。





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