日本財団 図書館


■事業の内容

本事業は、近年横浜港への外国船の入出港の増大及び日本人船員と外国人船員を配乗した「混乗船」の急増に伴い、国内外の船主、船員団体等から「外国人船員にも開放されたシーメンズクラブ等受け入れ施設の整備」を求める声が日増しに大きくなる状況に鑑み、福利厚生施設を充実整備することにより、海難防止の新たな基地として、船員福利厚生事業の増進、海難防止事業の発展により大きく貢献し、横浜港のさらなる発展に寄与することを目的に、実施した。
(1) 施設の名称  横浜国際船員センター
(2) 建築場所   横浜市中区新港町(みなとみらい21新港地区13街区)
(3) 面積   敷地面積  4,317.91平方メートル
          1階面積  1,780.56平方メートル
          延床面積 11,667.79平方メートル
(4) 構造   鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄筋コンクリート造、地上10階地下1階塔屋付、冷暖房設備付、エレベーター設備付
(5) 施設の概要  シーメンズクラブ、客室(135室)、会議室(2)、フロント、レストラン、厨房、駐車場、事務室、パントリー、従業員室、同休憩室、同食堂、同シャワー、リネン室、倉庫、機械室、中央監視室、その他
(6) 宿泊定員   185名

 なお、工事は、平成9年12月15日に着工され、平成10年度末で全工程の70%まで工事を行った。


■事業の成果

本事業は、横浜港において協会の運営する3施設のうち、老朽化、陳腐化の著しい横浜船員センター及び富士見海員会館を廃止し、MM(みなとみらい)21計画に基づき大きい変化と発展を遂げつつある横浜港の新しいシンボルとして、近い将来横浜港のセンターゾーンとなる新港地区に、シーメンズクラブ等を備えた横浜国際船員センター(仮称)を建設するものである。

 共同事業者の横浜市とも協議のうえ、国際水準になるシーメンズクラブを備えた宿泊施設の計画を立て、平成9年9月実施設計が完了した。

 工事は、平成9年12月15日着工され、9年度は20パーセント、10年度末で70パーセントまでの工事を行い11年8月末完工、10月開業を予定している。

 なお、横浜国際船員センターに愛称をつけることとし、公募したところ全国から2,967通の応募があり、選考委員会で「ナビオス横浜」に決定した。





日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION