6. レンタル料が高額なので、定期的に小型バスをレンタルすることはお勧めできません。同様のことを皆試しているので、レンタル会社はほとんどの場合援助しませんが、グループ内に優秀な資金調達係がいる場合には、レンタル会社にスポンサーになってもらい、小型バスを利用できないかどうか試してみましょう。
小型バスやバンの購入
毎週活動している規模の大きなグループならば、小型バスやバンの購入という選択肢があるかもしれませんが、かなり高額な出費を伴うことになります。購入資金とは別に、維持費、保険料、運転に必要な経費が必要となります。グループ内に熟練の自動車修理工がいない限り、たとえよいコンディションの中古のバンを安く譲ると言われても、その申し出に応じてはいけません。申し出を検討する前に、BTCVの地域グループ・ユニットに問い合わせてください。自動車を所有する他のグループと連絡を取ることができるでしょう。
コミュニティー交通協会(Community Transport Association)出版の「よい小型バス選び」は、あなたのニーズに合った小型バスの情報等、小型バスの購入に関する実際的な問題を取り扱っていて、一読の価値があります。
“ランカスター地域環境保全ボランティア(Lancaster and District Conservation Volunteers)”は、ほぼ5年間にわたり、小型バスのトランシットを所有し、利用していましたが、ホイールベース(前後の車軸問の距離)が長い、四輪駆動のランドローバーへの買い替えを決めました。ランドローバーはわずか9人しか乗れませんが、自分たちで道具や他の物資を積んで作業現場へ直接移動できる点が、どの欠点もはるかに凌いでいます。グループはルーフラックに合った長い道具箱と、前部座席の後方に収まる短めの道具箱を持っています。必要な出費の約7割はランカスター市役所、ノーウェブ社、ネーションワイド(英国の住宅金融共済組合)、数名の個人寄付者より提供され、残りは前の自動車を購入した直後に設けたグループの自動車基金から出しました。総費用は約1万2千ポンドでした。
“ケンブリッジ環境保全ボランティア”は、古いファイバーグラス製の救急車を用いています。この車は比較的安価で購入しやすく、燃費もよく、ファイバーグラス製なので、さびることはありません。調子が悪くなることはほとんどありませんが、不調時には修理費が高くなりがちです。救急車内に道具を保管できる場所はたくさんありますが、ボランティアが長距離移動するにはあまり快適ではなく、ベンチシートなので、グループはその安全性を懸念しています。けれども、他の自動車がよく道を譲ってくれるというもう一つの利点があります。
“リビル・バレー環境保全ボランティア”は、小型バスを所有していて、使用していない時は時々BTCVにレンタルしています。レンタル収入は、この小型バスの維持費を賄う上で助けになっています。