1997年3月、実車(愛称JOY-VAN)の輸入。
1997年4月28日、運輸省の認可取得。【運転席の脱着】【電動車椅子の運転席としての使用】【ジョイスティックの補助運転装置としての認可】以上3点が規制を突破した内容です。いずれもこれまでは非常に困難を伴う作業だと考えられていました。私達自身の予想を超える早さで認可を得られたのは、『車椅子のまま乗り込み、運転できる自動車』を必要とする全身性障害(四肢マヒ)当事者自身が声を出し、行動したからだと確信しています。
1998年8月、我が国で初めてジョイスティックコントロールの免許を取得。新たな免許制度を実現。
しかしながら1年が経過した今、我が国にJOY-VAN以外に『車椅子のまま乗り込み、運転できる自動車』が走っていない現実は、『夢の車』を『現実の便利な道具』にするためにはまだまだ解決しなければならない多くの問題が存在することを証明していると実感します。
そこでジョイプロジエクトでは今年度10,000人アンケートを企画し、運輸省と社団法人日本自動車工業会のご理解をいただき『後援』していただけることになりました。
ジョイプロジェクトのアンケートは研究のみが目的ではなく、前述のように社会変革という具体的な目標に向けた大きな力となります。お一人おひとりが主体者として、記名式でアンケートにお答え下さい。アンケートは純然たるデータとして集計させていただき、運輸省、警察庁、関係官庁、福祉関係諸機関等にご呈示申し上げ、現状改善に向けた活動の力としたいと考えています。
一人ひとりの力を結集し、社会を変える活動をジョイプロジェクトと共に進めませんか。この調査用紙を受け取った団体は、所属する障害当事者に回答していただけるよう働き掛けをお願いいたします。
なお、職員、介助者等健常者は、表面のみコピーをしてご記入ください。
一人でも多くの方の参加が力となります。
なお、あらゆるルートを通じて調査へのご協力をお願いしている関係上、同じ方にだぶって調査用紙が届くことも予測されます。その場合は1度ご回答いただければ結構です。
一方的なお願いで、はなはだ恐縮ではありますが、とりまとめてご返送いただきたく、ご協力のほどお願い申し上げます