第5章 回答者意見集
本章では、多くの貴重なご意見を戴いた中から、抜粋を掲載した。
<本報告書の中での用語について>
ノーマライゼーション【normalization】=(通常化の意)障害者などが地域で普通の生活を営むことを当然とする福祉の基本的考え。また、それに基づく運動や施策。1960年代に北欧から始まる。
バリアーフリー【barrierfree】=身体障害者や高齢者が生活を営むうえで支障がないように商品を作ったり建物を設計したりすること。また、そのように作られたもの。
ユニバーサルデザイン【universal design】=材質・機能および美的造形性などの諸要素と、技術・生産・消費面からの各種の要求を検討・調整する際に障害特性をも組み込むことを勘案した造形的手法。
OT=作業療法、作業療法士。
PT=理学療法、理学療法士。
自立生活センター=アメリカ、カリフォルニア州、バークレーに始まった、障害当事者による自立生活運動の拠点。介助サービス等、障害者が社会的地位を確立する上で必要な具体的サービスを提供する。我が国では1960年に第1号のセンターが活動を始め、今日では全国に広がっている。
ディケア【day care】=在宅の老人・精神障害者を集めて昼間に健康管理、機能維持・回復訓練、集団活動、娯楽、食事サービス、入浴サービスなどを提供すること。デイケアを行う施設をデイケアセンターと呼ぶ。
(広辞苑、社会福祉辞典から引用)