第4章
リエンジニアリング関連技術の現状調査
行政機関におけるリエンジニアリングを支援する情報システムとしては、前述の事例にも示したグループウェア、テレビ会議システム、等が挙げられる。ここでは、既存の製品に関して整理するとともに、その適用可能性に関して考察を行うこととする。
4-1 テレビ会議システム
(1) 市場の動向
テレビ会議システムに関しては、現在も、多数の製品が市場に出ている。
最近の動向として、まず、ビジネス市場向けのテレビ会議システムの利用形態は、多人数が一カ所に集まって行う形態から少人数、個人利用へ変化してきており、その接続形態も、1対1接続から多地点同時接続へ広がってきていることが挙げられる。また、より高速で高画質な映像への需要も喚起され、より選択の幅が広がってきている。
これらの変化から、装置自体も従来の大型・高価格であった据え置き一体型から、小型・低価格な、コンポーネント型へ主流が移ってきている。
上記の変化の要因として、動画通信技術の発展により性能の向上が進んでいるにも関わらず、小型化:低価格化も進んできたことが挙げられる。また、ISDN等、低価格の通信サービスの普及や、INSネット64を3本利用して384kbpsの高速度で通信が行えるようになる等、通信インフラの整備やその活用技術の普及もまた用途を拡大していると考えられる。また、従来は、メーカ独自の通信規格を採用していたため、自社製品間でしか接続できないという状況もあったが、現在では、テレビ電話型を含め、ほとんどのシステムが国際標準(ITU-T)に準拠しており、他社他種の製品とも問題なく接続できるようになっている。