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The 44th ALL JAPAN WATER SKI CHAMPION SHIPS

The 27th JAPAN OPEN WATER SKI TOURNAMENT

 

競技解説

 

SLALOM/スラローム

スラロームは、水面上に左右3個ずつ、2列計6個のターンブイと、コース両端に設置した2組のゲートブイによるスラロームコースを使用して行います。ゲートより進入したボートはコース中央を直進し、反対側のゲートよりコース外へ出ます。スキーはスラローム用の1本スキーを用います。

<得点方法>

選手が6個のブイを全て通過して、ゲートを出ますと、ボートはコース外で折り返し、再び進入します。そして選手が転倒するか、反則を犯すまで競技は続けられ廻ったブイの総数が得点となります。

<ボートスピード及びロープの長さ>

スピードは男子は55km/h・女子は52km/hより始まり、選手が6個のブイを通過すると、3km/hずつ速度を上げます。そして、男子は58km/h・女子は55km/hになりますと、それより先は使用している曳航ロープの長さを18.25mから16m、14.25mと短くしていきます。

 

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TRICK/トリック

トリックは、アイススケートのフィギア競技に似た種目で、選手は回転したり、自分のロープを跨いだりする演技を行って得点を競います。スキーは1本または2本のトリック用のものを用います。

<得点方法>

選手は、約50のトリック種目の中から演技種目を選び、片道20秒ずつ、往復40秒の間に演技を行います。各トリック種目は、難度により点数がきめられており、成功した種目の合計点が得点となります。

<ボートスピード>

選手は自分の好みのボートスピードを指定することができます。そのスピードが演技に微妙な影響を与えますので、選手は慎重にスピード調整をボートに要求します。

<ロープについて>

選手は、自分に適した長さのロープを自由に使用できます。また、このトリック用ロープには、足をかけて演技ができる様に、特別の工夫がされています。

<演技種目>

演技種目は、大きく分けて、水面上で行うウォーターターンと、ボートの曳波を利用して空中に飛び上がって回転するウェーキターンに分けられます。それぞれの種目を演技に取り入れてプロブラムを組みますが、同じ種目を2回以上行っても、1回の得点しか与えられません。

 

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JUMP/ジャンプ

ジャンプは、直進するモーターボートに曳航された選手が、水面上のジャンプ台を利用してジャンプを行ない、その飛距離を競うものです。スキーはジャンプ用の2本スキーを用います。

<得点方法>

着水後、ジャンプ台より任意の地点にあるブイまで選手が滑走した時、そのジャンプは成功とみなされ、ジャンプ台の先端から着水地点までの距離が得点となります。

<ボートスピード及び航路>

ボートスピードは、男子57km/h、女子48km/h以下で、各選手が自由に選択できます。また、ボートはジャンプ台の右側をジャンプ台と平行に直進しますが、その航路は選手が指定することができます。

<ロープの長さ>

ジャンプ競技用のロープは23mです。スラローム競技のようにロープの長さを変えることはできません。

<ジャンプの回数及び反則>

選手は3回のジャンプを行なえますが、ジャンプ後、または、ジャンプ台の手前で転倒した場合も、1回のジャンプとみなされます。またジャンプが成功しても、選手が空中でハンドル以外のロープに故意に接触した場合は、反則により失格となります。

 

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