4 応急手当のし方
けがをしたり急病になったりしたとき、救急車が到着するまでの間、または、医者がくるまでの間、私たちでもできる、おおむね次のような応急手当に関する注意事項を知っておけば、けがや病気などが軽くすむことがあります。
(1) 切り傷、すり傷
○ 指や消毒しないもので傷口にふれないこと。
○ 小さなけがで出血が少ないときは、水道の水で傷口を洗うこと。
○ 傷口に消毒ガーゼをあてて、しっかりほうたいをすること。
○ 傷口にかたまった血を破らないこと。
○ 応急手当のあとで、なるべく早く医者の治療を受けること。
(2) 骨折
○ 骨折した部分を動かさないようにすること。
○ 傷があれば、それを手当してから骨折の手当てをすること。
○ 上下の関節が動かないように副木で固定すること。なお、副木の代用になるものとして、板棒などが活用できます。
○ 頭部にけがをした場合には、たとえ軽傷だと思われても必ず医者の診断をうけること。