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4 台風がきたらどうするか

 

毎年夏から秋にかけて日本をおそう台風は、左巻きの大きな空気のうずまきで、熱帯性低気圧の一種です。これが最大風速17m以上に発達すると、台風とよばれます。台風は、強い風やはげしい雨により、こう水、浸水、山くずれ、家屋倒壊などの被害をもたらします。

台風の中心は気圧が低いので、海面がすいあげられたり、強い風により海水が海岸にふきよせられたりして高潮がおきます。

満潮と高潮がかさなると、海水が海岸や堤防をのりこえて浸水などの被害をもたらすことがあります。

台風は地震とちがって、やってくる時間や大きさが事前にだいたいわかりますから、ラジオやテレビの情報をもとにして、次のようなことなどについて前もって準備しておくことが大切です。

(1) 雨戸をしめて動かないように固定すること。

(2) 小窓などには外側から板などを打ちつけること。

(3) へい、看板、煙突やアンテナなどの支えを強くすること。

 

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