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運輸大臣

衆議院議員

藤井孝男

 

この度、ここ広島県福山市箕沖におきまして「第11回瀬戸内口‐ズカップ'98日本グランプリパワーボートレース大会」が盛大に開催されますことを心よりお慶び申し上げます。

これもひとえに大会実行委員会をはじめとする関係者の皆様方のご努力の賜物であり、深甚なる敬意を表する次第です。

さて、近年、我が国においては、余暇の充実を重視する傾向が強まっており、これに伴い国民のレクリエーション活動が多様化するとともに、殊に代表的なアウトドアレジャーの一つであるマリンレジャーに対する人々の関心には根強いものがあります。こうした国民の意識変化に対応して、運輸省といたしましても、「ゆとりある国民生活」の実現に向けて海洋性レクリエーションの振興に取り組んでいるところであります。

このような時期に、本大会を開催されることはマリンレジャーに対する人々の関心を喚起し、さらなる発展を促すものと確信しております。

最後になりましたが、参加選手の皆様が日頃の鎌磨の成果を存分に発揮されますよう御健闘をお祈りするとともに、本大会の成功を祈念いたしましてご挨拶といたします。

 

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呉水中処分隊は、昭和42年10月1日、海上自衛隊呉基地警防隊(現呉警備隊)に、水中における不発弾等の調査、処分を目的として発足しました。

発足以来31年の間、調査、処分した不発弾等は約11,500個、141トンになります。

 

水中処分隊員の近年の活躍は、ペルシャ湾での機雷の処分作業、北海道南西沖地震における、奥尻島の故難及び、阪神・淡路大震災時岸壁等の調査があり、その実力は日本はもとより、全世界が認めるところです。

 

海上自衛隊の水中処分隊は、呉を始め大湊、横須賀、舞鶴、佐世保、沖縄県の勝運の六地区に配置され不発弾の調査、処分に限らず、人命故助、航空機故難、その他民生協力等に活躍しています。

 

水中処分隊員は、海上自衛隊の中から厳選された心身共に強健で厳しい訓練に耐えてきた一騎当千の強者達であり、呉水中処分隊は、その練度を維持しつつ何時でも出動できるよう日夜訓練に励んでいる海上自衛隊の最新鋭部隊です。

 

 

 

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