平成10年度
「滑空機安全教育研修」
(第19回)開催要領
主催
社団法人 日本グライダークラブ
共催
社団法人 三重県航空協会
後援
日本財団
目的
滑空機安全教育研修会は、滑空機操縦者の知識と技量の向上と教育内容の充実を意図している。それによって、飛行の安全を確保し、体育の振興を計るとともに、航空事故の絶滅を期することを目的としている。
◎ 研修の種類
1] 講演会
日時 平成10年7月11日(土) 13時〜17時
場所 三重県津市 三重県教育文化会館
主催者 開会の挨拶 13:00〜13:10
○ 講師とテーマ
石川 隆司氏
科学技術庁航空宇宙技術研究所
機体部航空機複合材構造研究室長 工学博士
「グライダーパイロットのための複合材の知識」 13:10〜14:20
滑空機に多く用いられているFRPやCFRPなどの航空用複合材の性質や取り扱いについて、解りやすく紹介する。講師は、我が国の航空用複合材の分野では権威の一人として評価されている代表的な若手研究者である。同時にグライダーパイロットでもあり、母校東京大学の教官としても活躍している。
コーヒーブレイク 14:20〜14:40
マイケル・ヘインズ、エレーナ・ヘインズ御夫妻
「ロシアのグライダー事情、コーカサス山脈のソアリング」 14:40〜15:40
隣の国であるが、ロシアのグライダーの情報は極めて乏しい。シベリアを中心とするロシアのグライダー事情およびコーカサス山脈のソアリングをビデオと写真で紹介する。講師は、英国から英語の教員として我が国を訪れてから長く、札幌に在住し大学、短大、英会話スクールの教員を勤める。御自身もグライダーパイロットである。世界各地の滑空場を訪れるのが楽しみで、中央ロシアのノボシビルスクの滑空場でエレーナさんを見初めた。