日本財団 図書館


スラリー相バイオレメディエーション:Slurry Phase Bioremediation

汚染された土壌などを槽・容器に移し、必要に応じ栄養剤を加え、微生物とともに攪拌し、汚染物質を無害な物質(水・炭酸ガスなど)に分解する手法をいう。下水処理に用いられている活性汚泥法はこの方法の一例である。

 

生態学:Ecology

生物相互間及び生物と外的環境(大気、気候、土質、地形、水分、日光など)すべての間の関係に関する学問のこと。通常、我々が“環境”と呼んでいる内容をすべて含む学問体系をいう。

 

生態系:Eco-System

生物集合体(微生物から、より高度な動植物まですべて)と無機的な環境(大気、光、水、土など)で構成される準安定な系(特定の空間)のこと。この系の中には、食物連鎖(野菜を人間が食べて、その廃棄物を地中の微生物が分解し、放出する炭酸ガスを植物が固定し……というような連続した経路)、エネルギー循環がある。

 

石油分解菌:Oil Decompssing Bacteria/Decomposer

多くの石油を分解する能力があるバクテリアが知られている。代表的なものは、古細菌(ArchaeBacteria)類、シュードモナス属のものが有名である。これらの石油分解菌が能力を発揮するには適した次ぎの条件が必要になる。

1] 酸素濃度:酸素を嫌う菌もある(嫌気性細菌)

2] 栄養分:チッソ、リン系統のものが主体

3] 日光:太陽光を嫌うものもある

4] 従属栄養菌:分解菌の活動をサポートしてくれる細菌群。サポートとは分解菌が分解したものを二次処理してくれるものをいう。

通常は、石油分解菌を主役にし、その他のサポート菌類との共同作業で石油を分解する。

 

センシティビティ マップ(沿岸環境脆弱性地図):Sensitivity Map

センシティビティ(脆弱性)とは汚染物が侵入した際、受けるダメージ(損害)の大小を表す概念である。例えば、波の荒い岩場の多い海岸で特別に保護する生物もいない場合は、脆弱性が小さい(つまり、あまり注意を要しない)。これに反してマングローブが生え絶滅寸前の貝とか鳥がいるような海岸は、脆弱性が大きい(つまり、最も注意を要する)という。海岸線全域について、地形、岩石類の種類、植物相、動物相、海流等の要素をすべて記した地図をセンシティビティマップという。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION