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洋上救急の発生・往診出動の状況

通算400件を達成

 

本邦からはるか約2,000海里(約3,700km)に及ぶ太平洋・日本海及び東支那海など全海域にわたって、日本船舶はもとより、本邦周辺を航行中の外国船舶からの往診要請に対し、海上保安庁の巡視船・航空機等で医師・看護婦等を要請現場に急送し、患者への応急処置、病院への輸送等の洋上救急活動を昼夜の別なく実施している。

昭和63年に発足したこの洋上救急制度の昨年通算400件を達成した。

6ブロックに分けた海域別の状況は次のとおりである。(洋上救急センター)

 

洋上救急発生海域図

(平成11年3月末現在 件)

023-1.gif

○数字は発生件数を示す

 

この事業は、海上保安庁、全国各地区の協力医療機関及び本会洋上救急センターの三者の緊密な連携のもと、日本財団、日本海事財団、船員保険会、全日本会員組合、大日本水産会、全国漁業協同組合連合会及び日本船主協会の財政上の支援と、各地区洋上救急支援協議会などの多くの関係機関の物心両面にわたる支援によって、円滑に行われている。

 

 

 

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