平成10年度事業の実施概要
1 日本財団から補助金、助成金の交付を受け、次の事業を実施した。
(1) 地方組織の整備
地方支部の独立並びに新たな地方組織及び救難所の設立を行い、組織改編を進めた。
支部の独立6 新たな地方組織の設立6 新たな救難所の設立102
(2) 地域海難救助団体連絡会議の開催
地方組織の編成、組織の活性化のため、広島、佐賀、静岡の各県で管区海上保安本部、海上保安部等のご協力を得て、安全指導、海難防止、海難救助等のボランティア団体を集めて、連絡協議を行った。
(3) 海難救助表彰事業
事業功労者表彰、救助功労者表彰、救助回数功労者表彰、勤続功労者表彰、退職功労者表彰等529名に対し実施した。
(4) 海難救助訓練及び救難器具整備事業
イ 指導者研修
沖縄地区3ヶ所(那覇、宮古、石垣)、高知地区1ヶ所(室戸)において、次の項目について実施し、67名の救難所員が受講した。
(イ) 応急手当の基礎知識(座学)
(ロ) 心肺蘇生法(実技)
(ハ) 研究会
ロ 救難所員実地訓練
215の救難所で5,338の救難所員が参加して次の項目について実施した。
(イ) 基礎訓練項目
人員点検、機器点検、機器操法、心肺蘇生法
(ロ) 応用訓練項目
孤立者救助、乗揚船救助、火災船救助、浸水船救助、地域特有海難の救助の内から1以上を選び実施した。
(ハ) 研究会
(5) 災害補償事業
海難救助中に負傷した救難所員(2名)に対し、医療費等(1名)及び見舞金(2名)を給付し、また、災害共済(任意)制度から医療費等が給付(2名)された。
