(縦隊の方向変換)
第29条 縦隊の90度の方向変換は、号令｢縦隊右(左)へ─進め｣により、次の各号に掲げるところに従って行なうものとする。
(1) はやあし行進間においては、最左(右)翼列先頭の者は、はやあし行進の歩幅で、その他の先頭の者は右(左)に順次短かい歩幅で円弧を作るようにして常に右(左)に整とんしながら行進しつつ右(左)に90度向きを変え、新方向にはやあし行進し、各列2番以後の者は、先頭の者が向きを変えたほぼ同じ場所まではやあし行進し、先頭の者と同じ方法で右(左)に向きを変え、新方向にはやあし行進すること。
(2) 停止間においては、はやあし行進に移行すると同時に前号の規定に従って行なうものとする。
2. 停止間又は、はやし行進間における90度以外の方向変換は、その方向、又は目標の指示及び号令｢縦隊右(左)へ─進め｣により、前項各号の規定に準じて行なうものとする。
(縦隊からの同方向の横隊への隊形変換)
第30条 はやあし行進間における縦隊から同方向の横隊への隊形変換は、号令｢横隊作れ─進め｣により、次の各号に掲げるところに従って行なうものとする。
(1) 最左翼列先頭の者は、そのままはやあし行進すること。
(2) その他の者は、予令で手を軽く握り腕を腰の高さに上げ、動令でかけあし行進により近みちを通って最左翼列先頭の者を基準として横隊を作り、右の方に整とんしながらはやあし行進すること。
