6 内容等
「混合歯列前期における前歯部の歯列不正の考え方とその処置法」 (坂井正彦講師)では、混合歯列期に頻度高く見られる前歯部の歯列不正への治療についての基本的な考え方と問題点を具体的な症例をもとに平易に解説がなされた。
「叢生症例への対応」 (石川雅章講師)では、混合歯列前期の歯列不正のうちでも特に多く見られる歯列の叢生について、発生の原因を詳細に考察し、その対応法について、実際の症例を例に詳しく解説がなされた。
「埋伏前歯への対応」 (今村基尊講師)では、何らかの原因で埋伏している前歯への対応法について、その種類とそれぞれの場合への対応法の違いについて具体的な解説がなされた。
三人の演者の講演の後、シンポジウムに移り、総合計諭が行われた。会場の参加者からは、歯列不正の原因についてやその対応法の具体的な点についての問題点を三人の講師に質問したり助言をもらったりなど活発な質疑応答がなされ盛会のうちに学術集会・シンポジウムは終了した。