csL:船型Lの船1隻当たりの年間償却費用(円/年・隻)
(3) 船社行動モデル
以上のことから、船社の配船行動モデルは以下のように定式化できる。
目的関数:
and
荷主の最適行動(コスト最小化)
sub.to
船社の配船容量制約
ただし、
式(1・11)は便数の非負条件、式(1・12)は各港湾へ寄港できる便数は、港湾が提供するバースによる制約を受けることを意味している。すなわち、政府が自国内港湾で提供する総バース容量制約の中で、船社は港湾選択を行い、最適な寄港地を自由に選択できることを意味している。後の計算では、一国内での複数港湾は日本だけを考えており、船社の寄港地選択の自由度は日本だけであるとしている。
4. 荷主行動の定式化
(1) アクセス総費用