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海でのレジャーを考える

 

改めて海を見るとき、殆どの海が液体の水です。この地球表層にある末の約九十九%は海にあって、残りの約一、一%だけが陸地にあります。もしも陸地を削って全世界の海を埋め立てして均すと、地球はすべて海原となり、どこでも一様に二千四百メートルの深い海に覆われる筈です。ですから海は生物の本来の住処として相応しく、日本は海洋中の島国として発展し、海に親しむ生活が根づいていました。

ところが不幸な世界大戦が日本の敗戦で終わった後、人類が快適で便利な生活を達成するため、便利な生活物資の大量生産と快適な住まいの環境を造るのに、莫大なエネルギー消費を始めました。そのために、地球規模で何億年も溜めた化石燃料や、原始林までも使い始めて、世界人口は爆発的に殖え、殆どとどまる気配はありません。こういった現代的背景の中では、高消費型のレジャーは次第に影を潜め、自然に同化して楽しむ傾向が求められそうです。

 

海洋の自然現象とレジャー

 

海洋から洋上までの広大な範囲に対しては、徒手の水泳からボート・ヨット・モーターボート・クルーザー・観光船・大型豪華船・釣り船・スキューバダイビング・磯釣り・水上スキー・パラグライダー等、多種多様の海のレジャーがあり、それに応じた各種各様の施設が創られ増設されておりますが、海洋で起きる自然現象に、近代化に伴うような変化、即ち頻度や強さの変化は、あまり見られません。従って普通、海洋上に起こる台風による大時化、低気圧に伴う前線突風、視界を悪くする濃霧、風雪、地震に伴う津波などが主な災害原因となります。このうち台風による暴風雨については、気象衛星(主として静止衛星)の観測と数値計算予報に基づいて、かなり正確に事前の判断が出来るようになりました。

そこで台風情報は、最新のものを知るように心掛ければ、台風による海のレジャーの災害は、十分に回避出来る筈です。また低気圧が原因の突風や高波、および濃霧といったかなり局地的な現象も最近では、次第に高い確率で予報出来るようになりましたので、発表される気象情報を、こまめに聴くようにすれば、遭難事故はほぼ防ぐことが出来ると思われます。大切な事は、海のレジャーに必要な情報を何時、何処で、受け取るかということです。現在は色々な手段があり、ラジオ・テレビをはじめFAX・パソコン通信・契約FAXなどがあります。一般的にはラジオ・テレビが主になり、何時でも何処でも聴けることが、情報入手の基本です。

前掲のように情報の形態はそれぞれに違った特徴がありますが、各レジャーに適合した手段を選んで、常に新しい情報を確実に入手することが肝要です。例えば、ヨット基地には、契約FAXサービスで天気図・波浪予報図を適時に、釣り船には海水温度分布図もといった具合です。

 

予報用語の波に関する正しい理解

 

折角手に入れた情報も、そこに使われている言葉の意味をよく理解して、誤解の無いようにしたいものです。海のレジャーで、波の情報は特に大切なものです。海の波には大きく分けて三種類あります。普通の海岸や海上に常にある「波浪」と、台風が近づいた時などに見られる「うねり」、そして海底で起きた地震に伴う「津波」です。

一つの波頭から次の波頭までを波長といいますが、波浪・うねり・津波の順に波長が大きく「うねり」の波長は数百メートル、「津波」は数百キロメートル、波浪の波長が最も短いものです。

 

 

 

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