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資料3

 

「比謝川の自然を自分の目で観察」

子ども地域環境学習ツアー

地域の自然を自分の目で観察し、環境破壊の現状を肌で感じてもらおうと「子ども地域環境プロジェクト'98in沖縄・子ども地域環境学習ツアー」(日本青少年育成協会主催)が8月22日に開催された。中部地域や那覇から小、中、高校生約100人が参加。子供たちは、比謝川の源流となる沖縄こどもの国内の池から、嘉手納町の県企業局取水場、下流の読谷村までバスで移動しながら、全長約18キロの比謝川を観察した。

初めて開催された同ツアーでは「比謝川をそ生させる会」、沖縄こどもの国が全面的に協力。水質管理事務所長の幸喜稔さん、沖縄こどもの国主幹の比嘉義友さん、樹木医の与儀実信さんらが水と人間のつながりや川辺の生き物、周辺の植物などについて説明した。

(『琉球新報』平成10・9・2<水>朝刊)

 

子どもたちの声

 

私たちの身近にある川は、ほとんど都市河川であり、生活用水により汚染されていた。

でも、今、地域の人々が川をきれいにするために、運動を起こし、がんばっています。地域の人々のおかげで今は、昔よりもずっと汚染が少なくなったそうです。地域の人々の協力だけでも、汚れが年々へってきているというのであれば、これを世界中の人が一体となって協力することによって、地球をきれいにできると私は思います。(金城中3年・金城艶子)

屋良ムルチにいくまでの道のりが、とても急な坂があって、すべりそうになった。そして、草がいっぱいあって、足がとてもかゆかった。屋良ムルチはとてもきたなくて、ゴミがいっぱい流れていてくさかった。(小禄中2年・波平真梨子)

 

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比謝川河口マングローブ

 

 

 

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