演習題:-
[図5.2.9 FB一品寸法図]で、上の75×9FBの2種を見ると、モノは全く同じである。分けた理由は、どう推測するか?
前項の[図5.2.8 二重殻外板のウェブ]上方のFB断面にある端部形状角:αおよびβを「切度」と呼ぶ。この二重殻ロンジを繋ぐFBは、まともな取付けをしようとすれば、同じところのT.BKTのようにK.Lは入れられないから、[図3.1.12 まな板型]を使って捩じることになる。こんなときFBの形状は、取付線実長を押さえた両端それぞれの局所での切度…で指示するのが、意味として相応しい。
ちなみにFBで、このように捩じれ加工したり、取付縁に倣い開先を切ったりする面倒な範囲を減らす方策がある。
[図5.2.10 FBの足元寸法]に示すように、一般のフランジ上の溶接シフト位置:小型船では一律10、大型船では同じく15…という規定に、若干の許容幅を持たせけばよいのである。
5.2.5 面材:Fc.PL;Face Plate
Fc.PLも[図5.2.3 ウェブ面チェック作画]で見たように、二次部材:小骨の一部で、[図5.2.11 Fc.PL一品寸法図]の様式に取り出す。
T/L1/L2/L3の取付け区分で、取合い面(ウェブ付き)マーキンとしている。 長さ方向の位置は、先のFBで説明したように、左端からの追寸法。端部の外に“ST30”とあるのは、標準スニップ形状の記号である。