前項で求めた反応速度式から空気等量比と反応時間および反応器容積を図5に示す。但しこれは1000l/dayの処理量でTOC1000ppmを1ppmまで分解するとしたものである。この図から空気等量比が5程度までは反応時間が急激に減少し以降は緩やかに減少している。したがって、等量比5程度が適当だと考えられる。この場合、反応時間は60sec、反応器容積は2.4lと推定される。この値を下記の適用性評価に用いた。
図5 空気等量比と反応時間、反応器容積の関係
3.2 適用性評価 実験結果を元に、船舶廃水処理装置の適用性評価を実施した。 (1) 実機仕様 実機仕様及び実機ユーティリティを表6、表7のように設定し、各機器の仕様を決定した。処理設備のフロー図、配置計画図を図6及び図7に示す。 設備は据付工事の容易さを考慮し、スキッドマウントとした。設備スキッドサイズはW3.8m×D3.2m×H2.1mである。
3.2 適用性評価
実験結果を元に、船舶廃水処理装置の適用性評価を実施した。
(1) 実機仕様
実機仕様及び実機ユーティリティを表6、表7のように設定し、各機器の仕様を決定した。処理設備のフロー図、配置計画図を図6及び図7に示す。
設備は据付工事の容易さを考慮し、スキッドマウントとした。設備スキッドサイズはW3.8m×D3.2m×H2.1mである。
表6 実機仕様
表7 ユーティリティ
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