資)による事業がいくつか進行しています。当該地域の貨物輸送の促進に寄与する、現在進行中もしくは開始間近の主要な整備事業は次の通りです。
* メコン川に架かるパクセ橋で、JICAの資金援助を受けています。コストは約6,000万米ドルです。
* メコン川を渡る橋は、我々の最優先課題の一つです。例としては、サバナケット橋があります。タイ政府と共同で海外経済協力基金(OECF)の融資を申請しているところです。この橋のコストは3,400万米ドルです。計画によれば、2003年に開通予定です。メコン川横断橋とともに、9号線の約200kmの区間を改良するため、JICAの資金援助を受けています。9号線の残りの80kmはアジア開発銀行(ADB)の融資を申請中です。9号線改良の総事業コストは約6,000〜7,000万米ドルとなっています。
* 6号線のPhoulaoからHouapham県Nameoのヴィエトナム国境までの区間は、改修工事が行われています。この事業はドイツの復興金融公社(KFW)から資金援助を受けています。コストは見積りで約1,000万米ドルです。
* その他進行中の事業は、国道13号南線(13S)の建設で、実際はパクセではなくタイ国境からパクセを経てカンボジア国境へ至る区間が、ADB/7として建設中です。しかしながら、ラオスを経由してタイとヴィエトナムを結ぶ東西ルートは、12号線などいくつか考えられます。
* パクセとXekongを結ぶ16号線もヴィエトナム国境まで伸びます。
* しかしながら北部には2号線があり、タイのNamngeum県からOudomxaiを経てTay Trangやハノイまで結ぶことが可能です。道路網の一部は中国へ伸びています。西側から伸びる他の道路はチェンマイかラオス通って中国に至ります。ラオス政府の1996─2000年の計画によれば、新たな国道の建設が1,554km、これまで述べたルートを含む道路の改良が2,100kmとなっています。
事業化に至っていない計画は、実施の順序が決定するまでは優先課題となりません。今後の道路マスタープランが存在しないということなのです。しかしながら、ラオス道路マスタープランづくりの作業はすでに始まっています。この事業は農村インフラ整備事業と呼ばれ、ADBからTORを得ています。このTORが2000年から2015年までのラオスの道路マスタープランの基礎となりました。
(参考)
* 8号線については、スウェーデン国際開発協力庁(SIDA)からの援助で調査を行っています。フィージビリティ・スタディは完了しています。非常に道路状況の悪い既存の道路の改修と建設、についての決定を待っているところです。資金はSIDAが提供することになるでしょう。コストは見積りで1,300万米ドルです。