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(Secure Socket Link)と呼ばれる手法である。インターネットの通信プロトコルは、TCP/IPと呼ばれるネットワークの基本通信手順のもとに、EDIアプリケーションとのインターフェイスとなるFTP、SMTP、HTTPなどが運用されている。SSLは、このアプリケーション・インターフェイス層とTCP/IPの間の接続パイプにセキュリティ機能を付加する方法である。

 

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図2.1.1 SSL

 

SSLにおけるセキュリティ確保では、暗号技術にもとずいた鍵共有方式と呼ばれる方法で、相互の認証を行い、流れるデータの暗号・認証通信を実現している。

(2) EDIデータ・セキュリティ

EDI標準の普及と、EDIネットワークの広がりにより、電子データ交換は企業活動に不可欠なものとなりつつあるばかりか、個人の消費行動から行政や教育・医療・社会福祉にいたるまで、情報社会のインフラとして育ちつつある。しかしながら、通信プロトコルとビジネス・プロトコルを含めたEDI標準の普及は、誰でもが容易にEDIネットワークにアクセスする事を可能にし、インターネットの普及に象徴されるように、EDIネットワークのグローバル化(国際的広がり)は、いつでも、どこからでも、そのネットワークに侵入する事ができるようになった。この事は、EDIの企業活動における重要性が増すにつれ、企業にとって大きなリスクとなりつつある。

 

 

 

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