4. アンケート調査
平成10年12月に、前章までで検討を行った作業船運行管理情報システムの基本構想および基本設計の内容をもとに、会員各社にそれら検討内容についての意見を伺うアンケートを実施した。本章では、その調査結果のとりまとめを行い、次年度に予定しているシステムの細部設計内容に反映させる機能等について検討を行った。
4.1 アンケート調査の概要
アンケートでは、まずWGで検討を実施し、委員会で承認された基本構想および基本設計内容の説明を行ったうえで、その内容について意見を伺う形式とした。その内容を下記に示す。
(1) システムの説明
・システムを構築するに至った経緯
・会員5社への業務ヒアリング内容および結果
・システム構築に向けての基本方針
・システム機能一覧および機能階層図
・システムで取り扱う情報項目
・システム画面イメージ
(2) アンケート調査
システム機能、取扱情報項目について意見を調査した。また、現状のネットワーク環境(有線系・無線系通信)についても調査した。
4.1.1 アンケート調査の目的
当協会事務局では、作業船運行管理情報システムの構築の第一段階として、会員5社に対してそれぞれの工事施工管理・船舶管理等の現状、業務内容、課題等についてヒアリングを実施し、委員会・WGにおいて、これらの結果を基にシステムの基本構想(全体イメージ、対象とする業務範囲、稼働環境等)およびシステムの機能等についての検討を行ってきた。それらを踏まえて、中間段階ではあるが検討内容を会員各社に報告し、アンケート調査を行い、次の段階であるシステムの詳細設計の内容に意見・要望等を反映させることを目的とする。
4.1.2 アンケート調査の対象
アンケート調査は、当協会に加盟する会員企業のうち理事および監事会社(24社)、常設委員会等会社(19社)、その他の会社(17社)の合計60社を対象とした。