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(3) イントラネット型システム

通常、インターネットを利用して、ホームページを閲覧することはもちろんのこと、検索エンジン等を利用して語句検索を行ったり、アンケートに答えて住所・氏名等を登録したり、乗り物の空席情報を調べたりすることがある。イントラネット型システムは、それらのしくみを企業内システムに応用した形態である。

この形態は、サーバクライアント型システムと違い、利用するパソコンそれぞれにクライアントシステムを導入する必要はなく、各パソコンには閲覧ソフト(インターネットエクスプローラ[マイクロソフト社]やネットスケープナビゲータ[ネットスケープ社]等のプラウザソフト)さえ導入すれば、システムの利用が可能である。また、システムはサーバ側のみに導入すればよく、システムの更新(バージョンアップ等)サーバのみに行えばよいので容易にできる。最近は、この形態に対応した、データベース管理ソフトや構築支援ツールが急速に整備されており、今後システム形態の主流になっていくと考えられる。この形態も、サーバクライアント型システムと同様に、専用のサーバ機が必要である。

システムの構成は、Webサーバソフトウェアと呼ばれるものをサーバに導入するが、この代表的なソフトウェアには、Oracle Web Application Server(オラクル社)、Internet Information Server(マイクロソフト社)等があげられる。

図2-20にイントラネット型システムの利用形態を示す。

 

 

 

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