インマルサットの設備には、船舶や航空機に搭載するタイプのものと、陸上で持ち運んで使用するタイプのものがある。船上で使用するインマルサット設備は、日本無線株式会社、アンリツ株式会社、古野電気株式会社などのメーカで製造販売している。いずれも利用する機能によって、インマルサットA、B、M、ミニM、Cの5種類がある。5種類の設備の一覧を表2-5に、また通信料金表を表2-6に示す。
表2-5 インマルサット設備一覧
・インマルサットC設備からは、陸上のファックス端末にメッセージ(英数字)を配信することが可能。ただし、ファックス端末からインマルサットCへのファックス送信は不可。 ・HSD(High Speed Data)機能付きのインマルサットA設備からは、ISDN回線に接続されたデータ端末に64Kbpsの速度のデータ伝送を行うことが可能。この場合も、ISDN回線からインマルサット設備を呼び出すことは不可。
・インマルサットC設備からは、陸上のファックス端末にメッセージ(英数字)を配信することが可能。ただし、ファックス端末からインマルサットCへのファックス送信は不可。
・HSD(High Speed Data)機能付きのインマルサットA設備からは、ISDN回線に接続されたデータ端末に64Kbpsの速度のデータ伝送を行うことが可能。この場合も、ISDN回線からインマルサット設備を呼び出すことは不可。
前ページ 目次へ 次ページ