2.3 作業船運行管理業務フロー策定
ここでは、システム化の前提となる現状業務の把握を行うため、標準的な業務フローを策定し、それに関連する業務ごとの情報項目を入出力別に抽出した。
(1) 標準的な業務フロー
ー般的に“管理”とは、Plan→Do→See→Check(Action)のフィードバックループを適切にまわすことにある。
情報システムから見て、このフィードバックループを管理業務にあてはめると下記の内容が考えられる。
・Plan:計画立案の支援
・Do:日々の実行データの収集(作業日報)
・See:実行データの集約
・Check(Action):予定と実績の埀離を把握し、必要な措置をとる
上記の内容を考慮し標準的な業務フローを策定する場合、予算計画の立案と管理、および現場配船と管理に、このループがあるのではないかと思われる。
Plan→Do→See→Check(Action)を考慮した作業船運行管理業務における標準業務フローを図2-3に示す。