日本財団 図書館


このハイエクスパンションブリッジプラグも、孔内上下方向を閉鎖するツールで且つ孔内の任意の場所でクランプが可能なツールとして展示されていた。

 

019-1.gif

ハイエクスパンションブリッジプラグ

 

(3) 浮力材

マリンドリリングライザーに使用される浮力材はシンタクチックフォーム(微小ガラス球を樹脂に含浸させたもの)が一般的である。

今回展示していた浮力材メーカの中の3社の浮力材の比重と補償深度との関係(カタログ値)を比較し、次ぺ一ジの図に示した。比較した浮力材は、通常よく使われるコンベンショナルタイプのもので、深い深度用に開発されている低比重型のものは比較出来るデータがなく添付していない。この比較図から特徴的なことは、補償深度の約1500mの境目と比重の0.5の境目が一致しており、深度が1500m以上になると3社共比重が0.5より大きくなっていることである。(尚、深い深度用に低比重型の浮力材が開発されているが、各社のデータがそろわず折込んでいない)

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION