(3) 浮力材
マリンドリリングライザーに使用される浮力材はシンタクチックフォーム(微小ガラス球を樹脂に含浸させたもの)が一般的である。
今回展示していた浮力材メーカの中の3社の浮力材の比重と補償深度との関係(カタログ値)を比較し、次ぺ一ジの図に示した。比較した浮力材は、通常よく使われるコンベンショナルタイプのもので、深い深度用に開発されている低比重型のものは比較出来るデータがなく添付していない。この比較図から特徴的なことは、補償深度の約1500mの境目と比重の0.5の境目が一致しており、深度が1500m以上になると3社共比重が0.5より大きくなっていることである。(尚、深い深度用に低比重型の浮力材が開発されているが、各社のデータがそろわず折込んでいない)