
貿易関係では、96年は輸出が好調(特にエビなどの魚介類)と輸入額の減少により大幅な黒字貿易となり、経常収支も異常の黒字となったが、97年の貿易収支は黒字幅が半減し、経常収支も再び赤字に戻っている。
エクアドルの貿易構造を97年実績でみると、輸出では石油および石油製品30%、バナナ25%、エビ類17%が大きなシェアを占めている。
輸入では原材料40%、資本財31%、消費財21%、燃料・潤滑油8%となっている。
貿易相手国(97年)では、輸出が米国(38.2%)、コロンビア、イタリア、チリの順、輸入では米国(30.6%)、コンビア、ベネズエラ、日本の順で、いずれも米国が大きな比重を占めている。
日本との貿易では、バナナ、シュリンプ、プローン、ウッドチップなどを輸出し、乗用車、トラックなどを輸入している。
経済援助国では、日本が首位を占め、スペイン、ドイツ、米国が続いている。
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